Pinterest(ピンタレスト)とInstagram(インスタグラム)他のSNSとの違い
ピンタレストはソーシャルメディアじゃありません。
ピンタレストは画像を使ったSNSという紹介をされることが多いため、インスタグラムと比較されます。
SNSだと思って使ってしまうと混乱します。
まったく違うものです。あなたが想像しているSNSともまったく違うのがピンタレストです。私はインスタグラムマーケティングをがんばっていた後に、ピンタレストに興味を持ち始めスタートしました。
私も画像メインのインスタグラムに似たようなものだと思っていたら、全然違うもだったのです。
ピンタレストはSNSではない
ピンタレストはSNSではありません。
Pinterestが公言しているのです。
他の人が何をしているか眺める場所ではなく、自分の好きなものだけを眺める場所。
だから、他のSNSと同じような運用をしてもダメなのです。
ピンタレストは自分の未来ためのツール
自分の未来のために使う新しいツール
これが1番のキモだと思うのですが、わかりにくい。
使って初めて意味がわかりました。
ピンタレストをSNS、ソーシャルメディアとして捉えていることが間違いの始まりでした。
インスタグラムは過去のことを共有する、自分のログとして残すもの。
ピンタレストは未来ために使うもの。
使ってみるとよくわかるのですが、ビジネスで宣伝ツールとして使い始めるとここが盲点になります。
このピンタレストの考え方を理解しないで今までのSNSと同じように考えて発信すると成果が出にくいのです。
最初はそこそこ自己流でもインプレッションも伸びていくので、誤りに気が付きにくい。
ピンのデザインにばかり凝ってしまったり、大量にアップしたり、トンチンカンな対策を行ってしまい、どんどんドツボにハマっていきます。(私のように・・・)
ピンタレストの画像ブックマーク便利ツールとして自分ならどんな使い方をするか?
これを考えた時、今までのソーシャルメディアと同じと捉えると大変な失敗になると気づきました。
ピンタレストは自分の未来のためのツール。他のソーシャルメディアは過去、そして今のためのツール。
目的が違うのだから、拡散されるものもキーワードも違うのは当たり前なんですね。
ピンタレストは自分の過去や現在のことを発表する場ではない
今、こんなキャンペーンやってるよ。
こんなことができたよ。
今の流行はこんな感じ。
今こんなこと考えていたよ。
これは、ユーザーに届くときは過去の話になっているのです。
ユーザーは近い将来のアイデアを見つけるためにピンタレストのボードに夢をまとめているのであって、今すぐ解決したいことを探しているわけではないのです。
今すぐのお悩み解決は、Google検索、インスタグラム検索、Twitter検索が便利ですぐに答えがみつかります。
ピンタレストユーザーは、自分のフィードに提案されたピン(画像)をなんとなく眺めながら未来の自分に役立つことを無意識で探しているのです。
今度このレシピを試してみよう。
こういうものを取り入れて部屋の片付けをしよう。
今度の休みはこんなとところに行ってみたい。
死ぬまでにやりたい100のリストみたいなものです。未来を創造するためのツールです。
ピンタレストの世界には「リア充」という世界はないのです。
ピンタレストは使えば使うほど自分好みになっていく
他のソーシャルメディアと違い、「いいね!」機能がありません。(2017年4月まではありました)
いいね !をしあうソーシャルメディアではないのです。
自分がいいな!と思ったものは画像をボードにピン(保存|リピン)することで、その画像とサイトをわかりやすくブックマークするのです。
ピンタレストを利用していると
友達の誕生日プレゼントにこんなものがいいかも!
こんな場所でゆっくり過ごしたいな!
こんなインテリアの部屋にしたい!次から次へと自分の未来のための情報が集まります。
ピンをすればするほど、興味やニーズにあったものばかりが表示されるようにピンタレストは設計されているのです。
逆に興味がないもの、好みではないものは表示されません。
ピンタレストは自分の目的やテーマで保存できる
好きなものを好きなようにテーマを作って保存することができるので、使い方は自分次第。
シークレット機能があるため、他の人に保存したものを公開しなくてもいい。
インスタグラムや自分のブログも目的やテーマごとに整理することが可能。
インスタグラムは投稿日時順で自分だけの#ハッシュタグをつけておかないと見つけるのが大変で記録としてあとから見つけるのは大変でしたが、ピンタレストにも保存しておくとアルバムとして機能してくれます。
ピンタレストでテーマごとにアルバム感覚で保存することが可能なので、使い方は無限大に広がります。YouTubeも自分の好きなカテゴリ分けで保存できるので、とっても便利。
アイデア次第で使い方、活用方法は無限大です。
ビジネスツールとして使う場合のメリット
ビジネスで使う場合にはどのようなことに注意すればいいのでしょうか?
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_effect=”up_down”]ビジネスツールとしても優秀よ![/word_balloon]
ピンタレストのユーザーに自分のビジネス、サービス、商品をしってもらうために上手に活用すると他のSNSでは得られない効果があります。
1.ピンタレストは他のソーシャルメディアより投稿の寿命が長い
ポイントPinterest:3ヶ月〜6ヶ月
Facebook:5~8時間(コメントやシェアで寿命は伸びる)
Instagram:ストーリーズは24時間 フォロワーによっては数時間
Twitter:30分前後(シェアされると伸びていく)
ピンタレストには爆発力はないかもしれませんが、1投稿の寿命が長く積み上げていくことでファンがついていきます。
2.フォロワーとのコミュニケーションがいらない
2017年4月からいいね!機能がなくなり、ユーザーとのコミュニケーションがますますいらなくなりました。いいね!返しやフォロー返しなどの気苦労がありません。
フォロワーがいなくても、ピンタレストが拡散してくれるのでフォロワーを増やすために躍起にならなくてもいいのが嬉しい。
3.フォロワーが少なくてもピンやボードの質で評価される
他のソーシャルメディアと違い、フォロワー数が少なくてもアカウント・ボード・ピンのクオリティでピンタレストがどんどん拡散してくれるのが特徴です。
ピンタレストにはよくあるSNS疲れというものは存在しないのです。
4.ピン(画像)に好きなURLリンクを貼ることができる
インスタグラムはプロフィール欄にだけURLを表示することができます。
ピンタレストは全てのピン(画像)に好きなURLを貼ることができます。ユーザーがすぐにその情報にアクセスできるメリットがあります。
5.InstagramやYouTubeのまとめボードが作れる
インスタグラムやユーチューブのまとめボードが簡単に作れる。
自分のインスタグラムの投稿もYouTubeにアップした動画もカテゴリにわけて保存できます。
もちろん他の人の投稿も保存できます。
ビジネスツールとして使う場合のデメリット
デメリットはどのようなことがあるのでしょうか?
1.ピン(画像)は縦長でキッチコピー入りがおすすめ
デメリットとしてピンタレスト推奨サイズのピン(画像)を作成する必要がある。
ピンタレストの推奨のピン(画像)サイズが2:3 または 1,000 x 1,500 ピクセル。
縦長の画像を用意することが拡散されやすい。横長やインスタグラムの正方形より縦長のピンタレストの推奨サイズで投稿する方が断然に拡散される。
無料で使えるグラッフィックデザイン作成ツールCanvaには、ピンタレストのテンプレートもたくさんありイラストレーターやフォトショップなどを使えない私でも簡単にピンタレスト用の画像が作れます。
一手間はかかりますが、確実にブログへの誘導のためならがんばれる一手間です。
2.拡散されるのに少し時間がかかる
ピンタレストは毎日投稿することで、ピンタレストとの信頼関係でき信頼関係ができてからやっと拡散されるようになります。徐々に拡散されていくため、短気の人はイライラするかもしれません。
他のソーシャルメディアのようにフォロワー数を集める必要がありません。逆にフォロワーを増やして拡散するというテクニックは通用しません。
フォロワーにいいね!をしまくって、フォロワーを集めるとか、片っ端から他の人のピンをしていってフォロワーを集める行為はまったく役に立たないどころか、逆効果になりかねません。
ピンタレストには、100%正しい攻略法は存在しないと思った方がいいでしょう。
しかし、ピンタレストの目指す未来、ピンタレストユーザーの行動を理解すれば上手に活用することができます。ピンタレストは使えば使うほど自分好みにカスタマイズされるツールです。
Pinterestは未来の自分のためのアイデアを集める場所、そして自分に正直でいられる場所です。
Pinterestの公式ブログより
タレストの全体像をまとめたレポートをプレゼントしています。
勉強会も参加するとピンタレストをもっと理解できて、あなたのビジネスや未来の夢にどのように活用していくのかが見えてくると思います。
SNSマーケティングの個別指導はストアカより受付しています。